come と approach の違い 同じ「来る」でも使い方に違いはある?

語彙力

「come」 「approach」 の違いについてピックアップしてみました。

「来る、近づく」という意味で使われる単語として、”arrive” “reach” “come” “approach” といった単語が挙げられますが、実はそれぞれニュアンスの違いがあり、特にスピーキングを重要視したい方にとっては、その使い分けは重要なポイントだと思います。

今回は「台風が来ている」という例文をもとに、approach の基本的な使い方、そして come のニュアンスを改めて認識しなおす点に重きを置いて解説していきたいと思います。

みんなの疑問

・come と approach って同じような意味だから、同じように使ってはいけないの?

・違うのはなんとなくわかるけど、詳しい違いまでは…

come と approach の違い

「台風が来ている」―。

この日本語を英語にしようとすると、「Typhoon is coming.」と表現したくなりますが、一応この英語は、ネイティブでもネイティブでない人にでも、全然通じる文章ではあるものの、厳密なことをいえば「台風が来る」と言いたいときには「Typhoon is approaching.」というのが正解になります。

approach = 接近する

例文
I’m worried Typhoon is approaching.
台風が接近しているのが心配だ。

approach という単語は、何かと何かが接近している様子、近づいてきている様子を表す単語になります。

先ほどもお伝えしたとおり、come でも通じるものの、もし同じような「近づいてきている」という意味で come を使うのであれば、より適切な熟語があります。

それが “come close to” です。

I’m worried Typhoon is coming close to TOKYO.
台風が東京に接近しているのが心配だ。

The boat came close to the rocks.
ボートが岩に近づいた。

このように approach = come close to という関係が成り立ちます。

ちなみに come close to にはもう別の意味があり、それが「もう少しで〇〇」という意味。こちらも同じくらいの日常英会話に登場するので、一緒に覚えておくことをおすすめします。

It comes close to the deadline.
もう少しで締め切りだ。

He came close to missing the train.
もう少しで電車を逃すところだった。

訳し方として、「もう少しで〇〇」というものの他に「危うく〇〇しそうだ」という訳し方を見かけたりしますが、個人的にはもう少しで〇〇のほうが汎用性が高いと感じるので、そちらで覚えておくことをおすすめしておきます。

come は「意志」があって来るイメージ

▼例文
He is coming to my home。
彼が今ウチに向かっているところだ。

では最後に come 単体だとどういうニュアンスで使われるかについて。

come は 意志があって来るイメージを想像するとわかりやすいと思います。

例文のように「向かってきている」様子を想像するとわかりやすいかもしれません。

ただ実際の英会話では、come を使ってもapproach を使っても通じるので、そんなに厳密な区別を意識しなくても大丈夫です。

まとめ

come と approach の違い
  • come は”意志”があって来るイメージ。
  • approach は何かと何かが近づいているイメージ。come close to と同じ。
  • 実際の英会話ではそんなに意識しなくて大丈夫。

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